薪ストーブ導入を迷っている皆様へ


あこがれの薪ストーブ。
薪ストーブのほのおは見ていると時を忘れるほど魅力ですし、
屋内は柔らかな暖かさに満たされます。
条件さえ揃えばぜひ薪ストーブの設置をおすすめします。
けれども、薪ストーブを設置したのはいいけれど、
実際にはほとんど使用されていないケースも耳にします。

薪ストーブにまつわる失敗談

煙やススで近隣トラブルになった。
メンテナンスが思った以上に大変だった。
薪の確保が大変すぎた。自分で確保するのを断念し、購入したら月3万円を超えた。
ネットで安い薪を見つけたのはいいけれど焼却灰からものすごい放射性物質が検出されたという記事を耳にした。
急に出かけたくなった時、すぐに消えてくれない。

…結果、薪ストーブをつけたはいいけれど、
飾りになってしまうことも…。

一方で今、注目されているのが木質ペレットストーブ。
木の粉を円筒状に圧縮したもので、森林の間伐材や製材所から
出る端材やおがくずなどが原料になります。
森の環境保全やCO2 を新たに排出しないことからも、
近年注目を集める自然エネルギーのひとつです。

木質ペレットストーブと薪ストーブの比較compare maki with pellet

  ストーブ 木質ペレットストーブ
雰囲気
薪の炎の雰囲気は圧倒的です。

直火の炎の雰囲気は日々の暮らしを豊かにします。
暖かさ
暖かくなるまで時間がかかりますが、家全体を暖めることができます。暖めるパワーは力強いです。

エアコンや石油ファンヒーターとは違ってぽかぽかする暖かさです。家全体を暖めることはできませんが、20畳から30畳程度の広さでもしっかりと暖めます。※ほとんどの機種に温風機能がついています。
周辺への影響
煙やススが出やすく、郊外で設置していても「洗濯物が黒くすすける」と問題になることも

着火時と消火時に煙が少し出ますが、完全燃料していれば、基本的には煙は出ません。ススも出ますが、薪ストーブに比べれば圧倒的に少ないです。多少、木が燃える臭いがします。
初期費用
ホームセンターで購入して自力設置すれば、安価にすむこともありますが・・・一般的には本体・配管・工事費で100万から150万程度かかります。

本体・配管・工事費で一般的に40万円から70万円です。
メンテナンス
日々のメンテナンスが大変です。煙突の有償メンテナンスは毎シーズン3万円以上かかります。

薪ストーブに比べれば楽ですが日々のメンテナンスが必要です。シーズンオフ時は有償メンテナンス(2万円程度)をお勧めしますが、手に届く程度の配管の高さなので、自分でやることも可能です。
燃料の確保
薪の確保はとにかく大変。購入する場合、1日3束から4束必要です。(1束は300円から1,000円程度)1日12時間使用で毎月6万円以上。

また、安価に入手した薪の焼却灰から、基準値を超える放射性物質が検出されることがありますので入手方法には注意が必要です。

薪に比べれば確保が容易です。一般的に10kg500円から700円程度です。1時間あたり木質ペレット燃料は0.8kgから1.8kg程度使用します。1日12時間使用で毎月2万円から3万円程度(1.2kg/1時間×12時間×30日×600円)

また、薪に比べて産地が特定しやすく(トレサビリティ)、弊社で紹介している木質ペレット燃料は、放射性物質検査もしているので安心です。
利用のしやすさ
(火の消しやすさ等)

火が完全に消えるまで10時間程度かかることも・・・。

停止にして5分から10分程度で火が消えます。忙しい平日の朝や、寝る直前でも利用しやすいのが特徴です。
設置のしやすさ
新築時やリフォーム時以外の設置は難しいです。

設置できる箇所できない箇所はありますが、新築・リフォーム時以外でも設置できます。
その他 調理が可能なクッキングタイプがあります。 自動着火タイプの機種があります。
ほとんどの機種に地震の際の消火機能がついています。
ほとんどの機種に温風機能がついています。
電気をほんの少し使用します。

薪ストーブを設置できる条件がそろった方には、ぜひ薪ストーブを設置して頂きたいと思いますが、
木質ペレットストーブも魅力的なストーブです。

ペレットストーブの特徴features

feature #001薪ストーブと同じように直火の炎が楽しめて、暖かい
feature #002燃料が確保しやすい
(生産地域が分かりやすい)
feature #003薪ストーブに比べ煙やススが少ない
feature #004初期費用・メンテナンスが薪より安価
feature #005地震の際には消火機能がついており安全
feature #006自動着火タイプがあり便利
feature #007石油ファンヒーターと違ってお部屋の空気を汚さない。
feature #008外出したい時、薪ストーブより早く火を消せる。

おすすめのペレットストーブrecommend stove

オルコット

高機能の自動着火タイプ。GOOD デザイン賞受賞歴がある高いデザイン性が魅力の木質ペレットストーブで、国内でも最高位グレードに属します。

good design award 2011

自動着火・温風・輻射熱

サイズ (mm)
H772×W470×D507
燃料消費量
0.6 ~ 1.7kg/h
暖房出力
2,580~6,500kcal/h
燃料タンク容量
10kg
本体重量
90kg
1時間あたりの燃料経費の目安
33円~93.5円
※55円/kgで換算。他若干の電気代。

MUUMUU

分かりやすい機能と操作性、表面材質、人に安らぎを与える炎の大きさ、炎の揺らぎにもこだわりました。今まで手に届かなかった方に知っていただくためにもお求めやすい価格のペレットストーブです。

手動着火・温風・輻射熱

サイズ(mm)
H813×W492×D461
燃料消費量
0.80~1.46kg/h
暖房出力
2,400~4,390kcal/h
燃料タンク容量
13kg
本体重量
69kg
暖房面積
16〜24畳程度(キビカ基準)
1時間あたりの経費の目安
44円〜80.3円
※55円/kgで換算。他若干の電気代。

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海を見渡す丘の上の家自然に寄り添う暮らしがこころを解きほぐすusers voice

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「海が見える場所に住みたかったんです」

そう案内され2階のリビングに上がると、目の前に四角く切りとられた海が飛び込んできます。夕方の光を受けて輝く海の美しさに、いつまでも見入ってしまいました。

Yさんの家があるのは、緑に包まれた海を見渡す丘の上。 海が見える場所を求めて、浜名湖畔や海辺など、あちこち探し回ったと いいます。いろんな偶然が重なって、この場所にたどり着きました。
築40年ほどの別荘があった場所に、新しく家を建てることになりました。
大きな木のテーブルと座り心地のよいソファ。窓辺には海外で買ったというガラスのオブジェとペレットストーブ。まるでヨーロッパのホテルのような上質な空間に、Yさんのセンスを感じます。
家を設計する際にオーダーしたのは、海を楽しめることと、ペレットストーブを活かした室内空間。希望通り、窓辺にあるペレットストーブの火を楽しみながら、海を眺める生活を送っています。

火のある暮らしをしたくていろいろと調べる中で、キビカのペレットストーブを知ったそうです。

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「兄が薪ストーブを持っているんですが、薪の確保や準備が大変そうで。乾燥させたり、薪を部屋に運んだりするのは女性にはなかなか大変で。ペレットストーブは手軽なのがいいですね。あと、薪ストーブだと、火がちゃんと消えるまで6時間ほどかかると聞きました。ペレットは 30 分ほど。日中は仕事で家を留守にしているので、その点でもペレットストーブは安心して使うことができました。でも一番の理由は、キビカさんの地元の森を守りたい、という姿勢に共感したからなんです」

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キビカで扱う木質ペレット燃料は、天竜の間伐材などを使い、龍山の工場でつくられたもの。地元のエネルギーを使うことで、地元の山と森の保全に協力することができますと聞くと、なんだか心が温かになってきます。

また、地元の燃料ということで、トレーサビリティがしっかりしているのも嬉しいポイントです。東日本大震災による福島原発事故を受け、放射性物質に汚染された木があるのも事実です。特に放射性物質は灰に濃縮されるといわれています。キビカでは、安全なペレットを使っているのはもちろんのこと、検査結果をウェブ上で公開しています。さらに、ペレットストーブは薪ストーブと比べて、煙や煤が少ないという特長もあります。

Yさんが購入されたペレットストーブは、シャープなデザインが人気の「SS-2」。上質感あふれるリビングにマッチします。時代にこびないデザインなので、長く使えるのも購入の決め手だったと話してくれました。炎が見えるように扉のガラスを拭きながら、「手入れは手間ですね」と笑うYさん。

それでも愛おしいものにふれるよう、丁寧に煤(すす)を払ったり、着火剤にそっと火をつける姿はとても楽しそうでした。


ペレットストーブSS-2

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「うまく火がつかない時もたまにあります ( 笑 )・・・うちには猫が2匹いるんですが、ファンヒーターをつけても寄ってこないのに、ペレットストーブをつけるとその前で寝るんですよ。火の温かさがちがうんですかね」

仕事柄、海外に出張することもあり、平日も朝早く仕事に出かけ、帰りも遅い。週末、ペレットストーブの前で海を見ていると自然とリラックスできるといいます。窓のそばにはお父様から譲っていただいたという望遠鏡があります。

「まわりに自然が多いから、星がきれいなんです。あと、沖合に浮かぶ船を見るのも 楽しいですよ」

忙しい毎日を送っているからこそ、休みの日は好きなものに囲まれてしっかり休息する。ペレットストーブのあるこの家は、 本来の自分に戻してくれる場所なのかもしれません。

山の恵みを街へ届ける 天竜生まれの木質ペレットcolumn

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「火のある暮らし」というと思い浮かぶのが、薪ストーブ。では、ペレットストーブはご存知でしょうか。丁寧な暮らしや自然エネルギーに興味がある人の間では数年前から人気のアイテムです。燃料は木質ペレット。薪と比べて安価であり、燃料を手に入れるのも簡単なこと。煙突が短く、煤(すす)や煙が少ないので住宅地でも気兼ねなく取り入れられること。さらに女性でも取り扱いが簡単なのも人気のひみつです。

燃料となる木質ペレットは、木の粉を円筒状に圧縮したもの。森林の間伐材や製材所から出る端材やおがくずなどが原料になります。種類は大きく3つあり、木をまるごと使った全木ペレット、樹皮を含まないホワイトペレット。反対に、樹皮をメインにしたものはバークペレットと呼ばれます。ストーブの燃料のほかに、農家の温室や工場での暖房用ボイラー、アウトドアや災害用のグリルなどにも利用されます。森の環境保全やCO2 を新たに排出しないことからも、近年注目を集める自然エネルギーのひとつです。

山に抱かれた工場で、
1本の木がペレットになる

木質ペレットを生産する工場が浜松にもあるということで、天竜区龍山にある工場を目指すことに。場所は天竜二俣から車で20分ほど。山と川に包まれた国道152号線を北上し、秋葉ダムをわたってしばらくすると、龍山森林組合に到着。目的地はそこからさらに車で3分ほど行ったところにあります。天竜美林と呼ばれ、杉やヒノキの産地として知られる龍山にペレット工場ができたのは3年ほど前のこと。間伐材を有効活用し、バイオマスエネルギーの促進を期待する浜松市によって設置されました。その運営を行っているのが龍山森林組合になります。こちらでは天竜杉の間伐材を主原料に、全木ペレットを生産しています。今回は、オペレーターの栗野さんに工場を案内していただきました。


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1)粉砕

間伐材や製材であまった端材を1本ずつフォークリフトで粉砕機に運びます。機械の中でゆっくり回る大きな歯車が原木を粉々にしチップにします。


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2)乾燥

細かく裁断されたチップを乾燥させながら、さらに粉砕。原料の水分量を一定にするため、240℃の温風で乾燥させます。バイオマス熱風発生装置と呼ばれる乾燥機の燃料は、成型の途中で割れてしまったペレットを再利用。温度管理はペレットの品質を左右する重要な工程です。


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3)ペレタイザ(成型機)

乾燥させたチップを粒状に成型します。たくさんの穴が空いた円盤と歯車でチップを圧縮すると、ころっとした木質ペレットができあがります。接着剤は使っておらず、リグニンという木の成分がその代わりになります。100%天然なので、小さなお子さんがいても安心して使えます。


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4)冷却・袋詰め

できたてのペレットはベルトコンベアに乗って袋の中へ。65℃くらいとまだ温かく、風をあてて冷まします。時間にして約30分で、原木からペレットが完成。


環境保全だけではない
ペレットに託された役割

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製造の工程すべて管理されている栗野さん。ペレットについてお話をお聞きしました。

「おととし、昨年と比べて、木質ペレットの需要は増えていると思います。出荷先は工場や農家の方がほとんどですが、個人の需要も少しずつ増えている気がします。おかげさまで生産は順調ですが、課題もあります。例えば、材料となる木材の確保。同じ品質の木を集めるのはなかなか苦労するところです。間伐材や製材所から受け入れた木なので、含水量に差があるんです。そのため、粉砕したチップを均一に乾燥させるのは難しく、特に気をつかって温度のコントロールをしています。ま、そこが腕の見せ所なんですけどね。ペレットはいいですよ。薪は集めるのが大変だし、特に地元産の薪となると難しい。その点ペレットは手軽。そりゃ、灯油ストーブと比べたらコストはかかるけど、成型した燃料だから火もつきやすいし炎も安定している。火のある暮らしを楽しむにはいいんじゃないでしょうか。」

「ペレットをつくることで森林を守るといわれています。流域の保全につながっているのはもちろんですが、この仕事をしていて思うのは、ペレットは中山間地域と下流の人をつなぐ役割を果たしているんじゃないかということ。街で生活していると、地元の山にこんな豊かな資源があることになかなか気づかない。でも、ペレットを届けることで山に目を向けるきっかけになってくれれば嬉しいですね。実はそんなことを思いながら仕事をしているんですよ」と少し笑いながら話してくれました。

天竜川や浜名湖など、自然豊かといわれる浜松。それでも下流で暮らす僕たちは、普段の生活の中で自然を強く感じることはあまりありません。火のある暮らしに惹かれるのも、身近に自然を感じたいという無意識の働きかけなのかも、そんなことを感じました。龍山のペレットがつくる炎を前に、自分が住む街の自然についてちょっとだけ想いを巡らせる。せわしなく時間が過ぎていく毎日の中で、それはとても贅沢な時間の過ごし方なのかもしれません。

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